コンテンツSEOのKPI効果測定入門|成果を高める7つの指標

コンテンツSEOのKPI効果測定入門|成果を高める7つの指標

「記事を公開しているが、成果が出ているのか説明できない」。BtoB SaaSのマーケティング担当者から、社内報告に悩む声をよく聞きます。原因の多くは、追うべきKPIが整理されていないことにあります。

結論として、コンテンツSEOの効果測定は7つのKPIを段階別に追うことで説明できるようになります。検索順位のような初期指標から、商談化率のような成果指標まで、フェーズごとに指標を分けることが重要です。150社以上のBtoB SaaS企業を支援してきた記事制作代行PRICEの支援先でも、指標を整理したチームほど社内での予算獲得がスムーズに進んでいます。本記事を読み終える頃には、自社の報告資料にそのまま使えるKPI一覧が分かる状態になります。

効果測定でつまずく2つの原因

コンテンツSEOの効果測定でつまずく原因は、指標の種類が多すぎることと、成果が出るまでの期間を考慮していないことの2つです。

指標を1つに絞りすぎる

PV数だけ、または問い合わせ数だけを見ていると、途中の課題を発見できません。順位・流入・行動・成果の4段階で指標を分けて見る必要があります。ある支援先では、PV数だけを追っていたため、実際にはCTAの位置に課題があることに半年間気づけませんでした。

短期間で成果を判断してしまう

コンテンツSEOは公開から検索順位が安定するまで、平均で3カ月から6カ月かかります。1カ月の数字だけで施策の是非を判断すると、有効な施策まで止めてしまいます。

担当者ごとに見る指標が異なる

マーケティング担当と営業担当で見る指標がずれていると、成果の評価がかみ合いません。段階別のKPIを共有し、部署をまたいで同じ数字を見る状態を作る必要があります。

成果を可視化する7つのKPI

KPIは4段階に分類して管理します。段階ごとに見るべき指標は次のとおりです。

  • ①検索順位:狙ったキーワードでの掲載順位
  • ②検索経由流入数:自然検索からのセッション数
  • ③クリック率:検索結果でのクリック率
  • ④平均滞在時間:記事を読み込んでいるかを示す指標
  • ⑤CTAクリック率:記事内の行動喚起への反応率
  • ⑥フォーム到達率:CTAから問い合わせフォームまでの到達率
  • ⑦商談化率:獲得したリードのうち商談へ進んだ割合

初期は順位と流入を重視する

公開から3カ月は、検索順位と流入数の改善に注力します。この段階で商談化率を求めるのは時期尚早です。順位が10位以内に入るまでは、タイトルと見出し構成の改善を優先してください。

安定後はCTAとフォームを重視する

順位が安定した後は、CTAクリック率とフォーム到達率の改善に注力します。記事構成の型についてはBtoBコンテンツSEOの記事構成で詳しく解説しています。

KPIの測定方法と必要なツール

7つのKPIは、無料ツールを中心に測定できます。目的別に使うツールを整理します。

指標測定ツール
検索順位・クリック率Google Search Console
流入数・滞在時間Google Analytics
CTAクリック率・フォーム到達率ヒートマップツール
商談化率MAツール・CRM

ツールを増やしすぎない

ツールが多いほど確認の手間が増え、更新が止まる原因になります。最低限、上記4種類に絞ることをおすすめします。無料の範囲でも、7つのKPIはすべて測定可能です。

月次レポートに落とし込む

4種類のツールから取得した数値は、1つのスプレッドシートに月次でまとめます。段階別に並べることで、どの工程に課題があるかが一目で分かります。

社内報告で成果を伝える3つのコツ

数値をそのまま並べるだけでは、社内の理解は得られません。伝え方にも工夫が必要です。

投資対効果に換算する

獲得した商談数を、広告経由で同数の商談を獲得した場合の想定費用と比較します。数字による比較があると、コンテンツSEOの費用対効果が伝わりやすくなります。ある支援先では、記事経由の商談獲得コストが広告経由の3分の1に収まりました。

デメリットも合わせて共有する

成果が出るまで時間がかかる点はデメリットです。代替案として、短期的には既存顧客向けのコンテンツ活用など、即効性のある施策を並行することを共有します。

コンテンツマーケティング全体の位置づけはコンテンツマーケティングとはでも整理しています。

競合と比較したベンチマークの考え方

自社の数値だけを見ていても、それが良い数字なのか判断できません。競合や業界平均と比較する視点を持つことが重要です。

検索結果で競合記事と見出しを比較する

同じキーワードで上位表示されている競合記事の見出し構成を確認し、自社記事に不足している顕在ニーズ・潜在ニーズがないかを点検します。上位10記事に共通する見出しは、検索意図に対する必須要素である可能性が高いといえます。

業界平均のクリック率を目安にする

検索順位ごとのクリック率には一般的な目安があります。自社の数値が目安を大きく下回る場合は、タイトルとメタディスクリプションの見直しを優先してください。

よくある質問

KPIは全部で何個管理すればよいですか

7つすべてを管理するのが理想ですが、リソースが限られる場合は検索順位・流入数・商談化率の3つから始めても構いません。

KPIが未達の場合はどう改善すればよいですか

順位が伸びない場合は見出し構成の見直し、CTAクリック率が低い場合はCTAの位置と文言の見直しから着手します。段階ごとに原因を切り分けることが重要です。1つの指標を改善したら、次の施策に移る前に2週間から4週間は数値の変化を観察してください。

無料ツールだけで運用は可能ですか

可能です。Google Search ConsoleとGoogle Analyticsは無料で利用でき、ヒートマップツールも無料プランを提供するサービスがあります。

社内に報告する頻度はどれくらいが適切ですか

月次での報告が基本です。ただし、施策を大きく変更した直後は、週次で経過を共有すると認識のずれを防げます。四半期に一度は、投資対効果を含めた振り返りの機会を設けることもおすすめします。

指標別の目標値の目安

目標値は業界や商材によって変わりますが、BtoB SaaS企業で多く見られる目安を紹介します。あくまで初期設定の参考値として活用してください。

指標目安
検索順位公開6カ月で10位以内
クリック率3位以内で10%前後
CTAクリック率3%から5%
フォーム到達率CTAクリックの30%前後

目安を下回る場合の優先対応

複数の指標が同時に目安を下回っている場合は、上流の指標から順に改善します。検索順位が低い状態でCTAだけを改善しても、母数が少なく効果を測定しづらいためです。

目安を上回った場合の次の一手

すべての指標が目安を上回ったら、記事の本数を増やすフェーズに移ります。既存記事で確立した型を横展開し、狙うキーワードの範囲を広げてください。あわせて、成果が出た記事の要素を分析し、社内でノウハウとして共有すると、次の記事制作のスピードも上がります。

まとめ

コンテンツSEOの効果測定は、7つのKPIを4段階に分けて追うことで説明可能になります。初期は順位と流入、安定後はCTAとフォーム、最終的には商談化率まで確認する流れを月次レポートに落とし込んでください。まずは4種類のツールを揃えることから始めてください。

コンテンツSEOの効果測定なら記事制作代行PRICE

記事制作代行PRICEは、150社以上のBtoB SaaS企業を支援してきたコンテンツSEO専門チームです。記事制作だけでなく、KPI設計と月次の効果測定レポートまで一貫して支援します。社内報告用の資料作成まで対応するため、担当者は成果の説明に悩む時間を減らせます。

自社の状況に合わせたKPI設計についても、個別相談で具体的にお伝えします。記事制作代行PRICEへのお問い合わせはこちら

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